火の宮さんの体験談 №3            .




同郷の兄さん


(3) 遠距離



兄さんの車の中で色々話しをした。

結婚していること、そして私と同じ九州で同県、しかもそんなに離れてい

ないところの出身であること。

嘘か本当か分からないけど、ある有名芸能事務所にスカウトされたこと…。

 

私は一夜限りなの?と聞くと、さっき勤務先教えたやろ?いつでもかけて

かまへんで!と言ってくれた。

 

N県に居たときは毎日連絡していたが、ある日実家の父が病に倒れた為、

急遽帰らねばならないようになった。

逢う暇もなく実家に帰ることを伝えたら、「実家から連絡くれ、俺も連絡

するから」と言ってくれた。

 

実家に帰り落ち着いたところで、兄さんに連絡した。

相変わらず私のことを心配してくれて、お互いに「逢いたいね」と言い合

った。

 

車の中の不完全燃焼なセックス

これがお互い引っかかっていたんだろうと思う。

 

逢いたいけれど、持ち合わせのない私はどうすることも出来なかった。

 

ある日兄さんが「俺のヘソクリでこっち来いよ」と言ってくれたが、気が

引けて固辞した。

それでも兄さんは引き下がらす、「お前に騙されたと思って金振り込むか

ら」とまで言われ、そこまで思ってくれているのならば
と兄さんに甘え

ることにした。

 

  日を決めて、Oまで新幹線で会いに行くことに。

 

  到着時間を教え、待ち合わせの場所まで行くと兄さんが待っててくれた。

明るい日の下で観た兄さんは、やはり不良っぽい甘いマスクの二枚目だっ

た。

 

  「どこへ行くの?」

「ホテルに決まってるやろ」

 

兄さんに連れられて私は繁華街のラブホテルに行くことになった。









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