電車性活


                                         KE 爺さん

(4) 長髪爺


 

 まだ夏休みの人が多いためか、通勤電車内はとても空いています。こん

な時はイヤホンを耳に入れ、合唱曲の自分のパートの練習に専念している

私です。秋の合唱祭に向けての、新曲の練習開始です。

 しかし、神様は私をそんなに自由にはしてくれませんでした。

その長髪の爺様と出会ったのは、先週の金曜日の夕方、私が私鉄電車に乗

り込んだ時のことです。その爺様を以前に1〜2度見かけたことがあり、

その風貌から、強く記憶に残っていたのです。髪の毛を30cmも伸ばし、

後頭部で束ねて背中に垂らしているのです。背は160cmと小柄で、ち

ょっと小太りです。柔和なお地蔵様のような顔で、メガネをかけています。

顔には好感が持てますが、短髪好みの私は、そのポニーテールのように垂

れ下がった髪を、裁ちバサミでバッサリと切り落としたい衝動にかられま

した。その髪の毛はゴマ塩で、年齢は60歳前後と思われました。

一つ有利な点は、その爺様が「組合員」であるということを、私が知って

いるということです。以前に車内で見かけた時に、他のお仲間とよろしく

やっていたのです。もちろん爺様は、私のことを全然知りません。

「よーしッ、初物をいただくかッ!」

車内に乗り込んだ瞬間、サッと決断し、すばやく長髪爺の左側に陣取り

ました。この「すばやく決断」することが、「電車性活」のポイントです。

イヤホンを急いではずし、作業に専念しなければなりません。

 長髪爺は車掌室を背に、車内に向って立っています。私は長髪爺の左手

が、ちょうど私の股間に当たるように、車掌室の方を向いて立ちました。

車内はいつもの超満員に比べれば、半分くらいの混み具合です。決して安

全とは言えません。

「ゴトンッ!」

電車はゆっくりと動き出しました。さあ、戦闘開始です。

私はズボン越しに、チンポの先を爺様の左手に、ちょっと押し付けました。

揺れに乗じて二度、三度、それでも爺様は手を引きません。

この時、爺様は私が何者であるかを悟ったに違いありません。

「グーイッ!」

今度は強く押し付けました。

『こんばんはッ!お仲間のKEですッ!』

私のチンポは、こう挨拶をしたつもりです。

爺様はちょっと上目づかいに私を見ました。私はちょっと口元をほころば

せ、爺様の顔を覗き込みました。

長髪爺は、ここで初めて私のチンポをそっと握りました。いささか賞味期

限を過ぎた私のチンポですが、相手が初めての新人となると、いつになく

元気を取り戻しつつあります。

やがて一つ目の駅を過ぎました。長髪爺がどこの駅で降りるのか、私に

は分かっていません。

爺様は長袖ワイシャツ姿で、大き目のカバンを持っています。このカバン

は、計算された持ち物でしょう。外からの視線をシャットアウトする道具

です。それを自分の股間の前に移動させました。

『これで安全ですッ』

長髪爺はこの動作で、私の左手を誘導しているのです。

 私は臆することも無く、ズボンの上からサッと長髪爺のチンポを握りま

した。あまり手ごたえはあまりありませんが、存在していることは確実で

す。

 長髪爺は、私のズボンのチャックを下し、我がチンポをつまみ出しまし

た。我がチンポは、興奮のあまり少し硬度を増したようです。

私もすかさず長髪爺のチャックを下しました。あれあれ、チンポはすでに

パンツの外に出されているではありませんか。この暑さで、すっかり蒸し

焼き状態です。全体をそっと握りました。

「モミモミモミ‥‥」

手のひら全体で優しくモミモミしたのです。徐々に固くなって来ました。

爺様のチンポは、私と同じ「中の中」です。

爺様は目を細めて、はるか遠くを眺めているかのようです。私の顔など全

然見ません。うっすらと口をあけ、自分一人の世界をさまよっているよう

です。

 私はチラッと下を見ました。ピンク色の長髪爺のチンポは、行儀良く私

の左手にスッポリと包まれています。ズルムケで、ちょうど口に含みやす

いサイズです。

 爺様も下を見ました。私は「ウンッ」と力んで、チンポに力を集中しま

した。チンポは一瞬グッと膨らみ、爺様の手の中でその体積を増しました。

せめてもの「見栄」です。

 車内アナウンスが、次の駅が近づいたことを告げました。この駅ではた

くさんの人が降ります。二人は急いでチャックを上げ、身体の向きを変え

ました。どうやら長髪爺は、この駅で降りる気配です。

長髪爺の左手と私の右手が触れ合いました。

「ギュッ!ギュッ!ギュッ!」

二人は手を握り合いました。

『ありがとう!サヨナラ!またねッ!』

これが二人の手の挨拶です。

長髪爺は夕暮れのホームに降り立ち、振り向きもせずホームを遠ざかって

行きました。                    (おわり)





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