電車性活


                                         KE爺 さん

(6) だるま爺様との再会



 この前だるま爺様と出会ったがいつだったのか、はっきりと思い出せま

せん。たぶん半年前ぐらいでしょう。

帰りの私鉄電車で出会う「だるま」に良く似ただるま爺様は、小柄で目

がギョロリとした爺様です。私より当然年上と思っていたのですが、なん

と私より9歳年下でした。多分、今年60か61歳でしょう。

もう1年以上前に、だるま爺様と一回だけ酒を飲みました。爺様の下車

駅近くの居酒屋で、私がご馳走したのです。

爺様は奄美大島の出身で、東京の大学を卒業しています。今は、のり巻

きや稲荷寿司の弁当を、団体客用に100個、200個と注文先へ運ぶ運

転手の仕事をしているのです。奥さんと25歳の自閉症の息子と3人で、

マンションに住んでいるのです。

だるま爺様の「秘密」、それはだるま爺様がアルバイトで「男相手のマ

ッサージ師」をやっていることなのです。息子が精神科医にかかる治療費

がばかにならず、背に腹はかえられずに、夜のアルバイトを頑張っている

のです。

「俺に毛が無いのは、よく知っているだろう?」

「ええ、知っていますよ」

「毛じらみをうつされるから剃っているのさ」

そんな会話を交わしたことがあります。もちろんチンポの毛のことです。

「相手の希望によって、六尺になったり、越中になったり、ブリーフにも

なるのさ」

だるま爺様はこう言いながら、ふと遠くを見つめるように目を細めていま

した。

 先週の火曜日のことでした。私は合唱の練習があり、大急ぎで帰りの電

車に飛び乗りました。

『あッ!だるま爺様だッ!』

飛び乗った瞬間、だるま爺様と目が会いました。もちろん爺様めがけて直

進です。

ここは電車の最後尾、私は車掌室を背に立ちました。だるま爺様は私と

体半分向かい合い、車掌室の方を向きました。当然、私の左手は、だるま

爺様のチンポの位置になっています。

「会う時はいつも他人」、私の手のひらと爺様のチンポがどんなに仲が良

くても、お互いの顔は他人のままです。話はほとんどしません。それが私

の流儀です。

だるま爺様は一つ目の駅で降り、各駅停車に乗り換えます。善は急げ、

早速、爺様のズボンのチャックをそっと下しました。

爺様のチンポは、平常心を保っています。指でまさぐると、やはり陰毛が

ありません。指先でそのザラザラを感じ、まだアルバイトを続けているこ

とが分かりました。

だるま爺様のちんぽは、小ぶりで柔らかです。糖尿病の治療をうけている

爺様のチンポは、ビクともしません。

シコシコシコシコッ!

かすかにだるま爺様のちんぽが、固さを増してきした。

その時、爺様の右手が私のお尻を鷲づかみにしました。

ギューッ!

今までに、一度も無かった行為です。

『爺様、元気だった?息子さんはどうなりましたか?』

私は、心の中で問いかけました。

もちろん爺様には聞こえません。爺様は、車掌室のガラスの向こうの、ど

んどん遠ざかる夕暮れの街を眺めていました。

やがてだるま爺様が乗り換える駅が近づきました。私は名残惜しそうに、

爺様の柔らかいままの小さなチンポを、手のひら全体でそっと包みました。

爺様は、私のお尻をギュッとつかみ、ドアの方に押すようにしました。

『えッ?降りろっていうこと?一杯やりたいってこと?』

爺様の目を見ました。だるま爺様は、無表情でチラッと私を見ました。

『爺様、ゴメンッ!今日は練習があって、急いで帰らないといけないのさ

ッ!』

私は小さく頭を左右に振りました。

やがて電車が止まり、だるま爺様は人をかき分け、ドアへと向かいました。

やっとホームに降り立ったかと思うと、すぐに人ごみにまぎれ、見えなく

なってしまいました。

『ゴメンネッ、爺様!でも元気な姿を見て、ホッとしたよッ!また逢いた

いねッ!また一杯やりたいねッ!』 (おわり)





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