孫作さんの体験談 №1                  .



新聞拡販勧誘員




初めまして… 拙い文章ですが、老人のボケ防止にと思い 初めて投

稿します。

これからも 末永いご指導を宜しくお願い致します。

 

 二年程前から、A新聞店の拡販誘導員が我が家へ立ち入る様になっ

た。

当時は同じく大手のB新聞を購読していたので 家内が『どうしまし

ょうか?』

と問うので、男の顔を見ることもなく『要らないよ』と返事だけをし

ていた。 

 

ある時、家内の留守中に例のA新聞の勧誘員が訊ねて来た。

何とも人懐こい顔をした笑顔、自分的には≪good≫である。

ついには彼の口車に乗って とうとうA新聞を購読するハメになった。

 

途中で私は事情があり 気の毒だが1年余りで購読を断った。

処が それからというもの 3ケ月に一度は遣って来て話込む。

元々 嫌いではない どちらかと謂うと好みの部類の男。

そしてさすがに年配の営業マン。巧みな話術についつい引き込まれる。

 

以前、ある雑誌で 眼にしたことを思い出す。

≪都会の一人暮しの男。突然現れた勧誘員が気に入り『チンボをしゃ

ぶらせ
てくれたら新聞をとってもいいよ~』 すると その勧誘員は

たちどころに
OKを出したそうな・・・≫

 

その後の詳しい話は知らないが 都会では時にはそういう事もあるら

しい~

然し、田舎の一戸建てでは たちどころに噂にでもなつて もうそこ

には住め
なくなる。

 

昨日も、そのA新聞の勧誘員が玄関に座り込み話を始める。

受け答えをしている内に 此方も次第に彼の魔力に引き込まれていく。

途中で何度 ≪彼に抱きついて 可愛い禿頭にキスをしてやろうか≫

と思った

が踏み留まった・・・

だが、営業マンを長時間引き留めるのも悪いと思い 勇気を持って”

断る”と
何とも悲しそうな顔をして立ち去った。

 

七月には当社では恒例の大キャンペーンが始まるそうな。

その時は 短期間でもお付き合いをしてあげようと考えている。

彼には何とか巧く取り入って”仲良く”なれないかと あれこれ思案

中。

私の下心を さらりと汲み取っては呉れないものだろうか・・・ 完








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