女装子ミルの男性遍歴記




              ミルさん 作




~1~



わたしは、こちらでは異端な女装子です。といっても女装「子」と言うに

はちょっと厚かましい
50代も半ばを過ぎる年齢になってしまいました。

北九州で生まれ育ちましたが、仕事で長く東京にいて、今は北海道の道南・

太平洋側で暮らしています。

場違いな女装子の手記のせいで、読者の皆さんを不快な気持ちにさせてし

まうのではないかと、遠慮しようかと考えましたが思い切って投稿させて

いただきます。

 

こちらのサイトへは、インターネットで「父と息子 」と入れて検索かけ

ているうちにたどり着きました。

それ以来、毎日かかさずにお邪魔して読ませていただいています。

この年齢でそのような検索をかけるとすると、息子のような対象を探して

いると思われがちでしょうが、そうではなく、この頃になってフラッシュ

バックのように強くよみがえってくるある光景が私を苦しめているからな

のです。

 

5歳か6歳の頃だと思います。北九州の工場地帯で生まれ育っていた私は、

夜になると工場から鳴り響いてくるサイレンの音を聞きながら眠りにつく

のが習慣になっていました。

何種類かのサイレンがあって、スコットランドやアイルランド民謡の調べ

が流れて、それは今でも心の中に残っています。

普段だとそのまま朝まで眠っているのですが、ある夜のこと、寝ぼけて父

と母の寝室のドアを開けてしまったのでしょう、今から思えば夫婦の秘め

事をしていたのだと思います。

前後のことなど何も覚えていないのですが、私の前に立ちふさがっている

父の眼と股間の屹立したペニス、その残像がくっきりと私の記憶に焼きつ

いてしまったのです。

しかし、人間のこころの仕組みというものは不思議なもので、その記憶は

ずっとこころの奥深い所にしまいこまれて、その後成人してからも忘却の

中に埋もれていました。

その記憶が、残像がよみがえった頃から、わたしの「父のペニス」を求め

る旅が始まったのです。

ただし、それはわたしが40代になってからのことで、その前に少年時代の

淡い出来事をいくつか書かせてください。

 

中学生時代最後の夏休み、所属していたバスケットボール部が県大会へと

駒をすすめ、大会の行われる小都市の旅館へ部員と顧問の教師
20名ほどが

宿泊することになりました。

日中は試合会場で軽く練習をし、夕食と入浴を済ませ就寝の床につきまし

た。

わたしの左隣は同級生のM、右には一つ下級生のI、はじめは明日の対戦の

ことを話していたのですが、いつしか女の子の話になっていきました。

2年生のI1314歳のくせに早熟ですでに年上の女性との経験があるとい

う話を聞いて興奮していきました。

いつの間にかMの手が私の股間に置かれ、Iにパンツをおろされ、二人の手

で愛撫される私のペニスははちきれそうになっていきました。

ついに我慢しきれずに二人の手の中で果ててしまいました。

ちなみに試合のほうはレギュラーだったわたしたち同室3人の動きに精彩

がなく、あっけなく敗戦してしいました。

 

その夏休みの間にわたしは父親の転勤に伴って東京へ旅立ちました。

あの夜の出来事はわたしの記憶の片隅に封印され、”普通”にガールフレ

ンドを作って、”普通”に初体験をすませ、”普通”に高校生活を送って

いました。

変化は高校3年の時、所属していたブラスバンドに指導にきていた先輩か

ら部室に楽譜を忘れたとの電話で、先輩の家まで届けに行った時に起こり

ました。

家族が留守で誰もいなく、あがってお茶を飲んでいけば、ということで通

された部屋でポルノ雑誌を見せてもらいました。

無修正のポルノを見たことがなかったわたしはペニスを勃起させ、いつし

か隣に先輩が座って、わたしのペニスを愛撫してくれていました。

最初は手で、それから口で。そのうちにコンドームを装着してくれて先輩

のアナルを犯した、これが男性との初体験でした。タチとしての同性愛を

経験したわけです。

その先輩とはわたしが大学にすすむまで何度か関係を持ちましたが、自然

消滅的に二人の関係は終わりました。

 

その後は就職、結婚、出産とまたも”普通”の人生を送っていました。30

代半ばにわたしの浮気がもとで離婚をし、
30代後半に再婚と人生に若干の

波風も立つという経験もしてきました。

その波風が大きくなってしまったのは、40歳になってから仕事の付き合い

で新宿
2丁目のバーに行った頃からだと思います。

その時は具体的なことは起こらなかったのですが、ある夜、非常に生々し

い夢を見て体中ぐっしょり汗をかいて目覚めました。

わたしは元来、目覚めてからは夢の内容を覚えていないほうで、夢を見た、

ということは覚えていてもその内容は忘れてしまっていることが多いので

す。

が、その時の夢は、前に書いた、父の屹立したペニスだったのです。



                                           続 く 



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