さんの体験談 №8             .




ビッグフィッシュ



映画『ビッグ・フィッシュ』

大好きな映画である、

ファンタスティックなおとぎ話の世界?

私のビッグフィッシュ体験、聞いてください。

 

 

2014121日、月曜日

 

あるSNSに入り、一年を過ぎたこの日、朝から雨降りで寒い冬の日。

何日か前からメッセージのやり取りをした相手に会いに行った。

 

顔は分からないが、帽子とウインドブレーカー、ズボンの色を教えてく

れた。

 

いつも、月曜日は、隣の町から私の住んでる町に散歩に訪れるのだとい

う。

 

午後2時、いつもその時間だというので、少し前に公園に着き車の中で

待っていた。

 

教えてくれた色の帽子とウインドブレーカー、ズボンの男が現れた。

うわぁ~、カッコいい、、、

私は身震いし、心臓がバクバク高鳴ってる。

間違いない、きっとあの人だ。

散歩コースに吸い込まれて行く彼をゆっくり追いかける、、、

 

あれっ?

彼を見失う、

 

初めて訪れた公園、どっちに向かえばいいのか見当が付かない。

入り口付近で立ち尽くした私。

 

暫くすると、あの服装の彼が傘をさして歩いて来た。

 

顔がハッキリと確認出来る、

『ガーン!』

素敵だ!

一瞬にして、堕ちてしまった。

 

『本当に来るとは思わなかった』  

彼はびっくりしていた。

 

彼は散歩が目的で来ていたので、私も彼と並んで公園内を歩いた。

 

コースを2周したころ雨が強くなり、屋根のある子供広場で雨宿りをした。

『メールアドレス交換しませんか?』

私がお願いすると、彼は快く応じてくれた。

『あれっ?』

見覚えのあるアルファベットが並んでいる、

直ぐに思い出された、

私がSNSに入り、最初に待ち合わせを約束した人、

 

そのときは時間がずれて会う事ができなく、自然に途絶えてしまったの

だ。

 

そのあと、彼はいい人が見つかり、相思相愛で幸せな毎日を過ごしてい

るとの事。

 

私の事はタイプだが、今の彼が居るから、友達ならいいという。

 

あの時、うまく会えていたら、、

 

ビッグ・フィッシュ、

 

嘘のような本当の話

 

逃がした魚はでかかった。

 

一年経ってから悔やんでもしょうがない。

 

冷たい雨の降る、12月初旬

 

59歳、最後の日、

 

忘れられない記念日になってしまった、

お二人の幸せを祈ろう。

 

私も、回りから祝福される日が、そのうち来るでしょう。

恋人募集中、今度は逃がしませんよ。

 

おーい!ちょっと待った~、治くん。

あんたのビッグ・フィッシュは違う人じゃなかったかね。

忘れようとしてるね。

素晴らしい愛をいただいたじゃないか、決して忘れちゃ駄目だよ。

 

カーステレオから、フォリナーの『I_want_to_know_what_love_is』が流れて

来た。

 

静かに涙が落ちた。











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