愛しのじっちゃんのこと


                         里暮らし さん 作



(4)山の中で



じっちゃんも私も夫婦二人暮らし。なかなか自由になれず、会える日は限

られていました。しかも、苦労して会えたとしても一緒に居られる時間は、

たかだか2時間ほどしか取れません。初めて会ってから一ヶ月後、再びじ

っちゃんが私の村に来てくれました。

 

待ち合わせ場所は、今回は村の人の目を気にして、我が家ではなく、我が

家を100mほど通り過ぎた裏山の入口にしました。そこから、更に車で

人があまり立ち入らない林道の奥に向かいました。

今日の夢舞台は・・・・、真夏の山。鬱蒼とした雑木。涼しげな小川。小

石が散らばる一畳ほどの砂地。

 

じっちゃんは野外での経験は初めてとのこと。誰かに見られはしないかと

不安そうでした。私だって初めてのこと。でも、ここは誰も来ないことは

分かっていましたでの、私はにこにこしながら脱ぎ始めました。私が越中

一枚の姿になったのを見たじっちゃんは、ようやく安心したのか、意を決

して、いそいそと脱ぎ始めました。

 

山の奥。小川のほとり。越中一枚だけの二人。立ったまま抱き合う。目と

目が合う。

「じっちゃん、良く来てくれたね」

『会いたかった』

「大好きだよ」

『ああ、嬉しい』

「愛してるよ」

『ありがとう、爺もいっぱい、いっぱい、愛してるよ』

 

目をつむる。キス。長ーいキス。舌が吸われる。舌を吸い返す。じっちゃ

んのすることをまねる。ああ、何て気持いいんだ。

「じっちゃん、幸せだよ」

『出会えて良かった』

「ボクもだよ」

『3年かけて口説いた甲斐があった』

「待たせてごめんね」

『いっぱい愛しておくれ』

「じっちゃん、横になろう」

『うん、そうしよう』

 

持って来たゴザを敷いて、そこに胡坐を掻いて、足をからめて、また抱き

合う。男同士のキスが、こんなに気持ち良いとは想像もしていませんでし

た。不思議な気分でした。

ひとしきりキスしたあと、水筒のお茶を口移しで飲む。こんなこと、初め

て。何の抵抗も無く飲み干す。不思議だ、ああ、これが愛なんだ・・・。

私は幸せな気持ちでいっぱいでした。

「じっちゃん、どうしたらいいの」

『じっとしていればいいんだよ』

「うん」

『気持ち良かったら、爺にもしてね』

「うん」

 

私は、じっちゃんにされるがままでした。私は、じっちゃんに言われるま

ま奉仕し続けました。まさに夢の世界を漂っていたのでした。それはDV

Dで見慣れた世界。そんな世界に身を置いている自分が不思議でした。こ

れって夢じゃない。現実なんだ。

私はふわふわとした感覚に包まれていました。幸せでした。

じっちゃんと相方になれて良かった・・・、もっと早く会えば良かった・

・・。

許された2時間はあっという間でした。

                              (続く)







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