愛しのじっちゃんのこと


                         里暮らし さん 作



(6)じっちゃんの家で



相思相愛の大好きなじっちゃんと別れて、もう一ヶ月が経ちました。私は

この間、地獄の世界。何をするにもミスばかり・・・・。今頃、じっちゃ

んはどうしているのだろう。じっちゃんも苦しみの中でもがいているのだ

ろうか。

 

さて、話を元に戻します。

じっちゃんとのデートは、私の街のモーテルを使うこともありましたが、

ほとんどは、じっちゃんが住む山あいの小都市にあるモーテルが中心でし

た。家から高速道路を使って約一時間。月に一度、繁々と通いました。た

だ、雪の日は、仮に高速道路は何とか通れたとしても、その前後の道路が

閉鎖されたり、大渋滞したりして、デートを中止しなければならないこと

も何度もありました。不運が重なり、1月から3月に掛けて、ずーっと会

えない年もありました。

 

5月のある日、じっちゃんのご自宅でデートすることになりました。初め

てのことです。奥様がお留守の時を狙いました。

じっちゃんがパソコンを買い替えたので、その初期設定のお手伝いを兼ね

てのデートです。

 

じっちゃんの家に着くや否や、じっちゃんの書斎にもぐりこみ、強く強く

抱き合いました。抱き合ったまま、キス。ディープキス。

「じっちゃん、また会えて嬉しいよ」

『よう来てくれたね、チュッ』

「じっちゃん、時間がないから、パソコンの初期設定をやってしまおうよ」

『はいはい』

 

パソコンは、何と梱包されたまま。

急いで開梱して、ネットやメールの設定を行い、デスクトップに必要なシ

ョートカットを作成しました。また、大事なウィルス対応ソフトもインス

トールしました。

最近のパソコンには、簡単なガイドが付いているだけで、分厚い解説書な

どはありません。これでは、じっちゃんが可哀そう。電話やメールなどで、

しばらくはパソコン教室をしなければ、と覚悟しました。

 

今日は、うまい口実を考え出して、いつもより多少の時間的余裕は作って

来たとは言え、かなり焦っていました。じっちゃんとキスしながら、そし

てちんちんを触りっこしながらの操作でしたが、何とか二時間ほどで必要

最小限の設定を行うことが出来ました。やれやれです。

目を潤ませて、じっちゃんが言いました。

『お疲れさん、普段使っていない二階の部屋に布団を敷いてあるよ』

 

さあ、たかだか30分の至福の時間の始まりです。

                            (続く)







トップ アイコン目次へもどる      「男大好き・体験」へもどる
inserted by FC2 system