そらの向日葵さんの体験 №3              .




素朴なお父さん


(3) 温泉施設



聞いていた通り広かった。お金を払い、風呂場に行く。ドアを開け左右に

6
人ずつの計12人の洗い場があり浴槽が広く取ってありガラス張りですぐ

そこは海で水平線が見えた。後は2人ぐらはいれる。電気風呂があり。露

天風呂はなかった。さすがに若いのは私だけで、年配者が5~
6人いた。

珍しそうに一斉に私を見て踵を返した。お父さんに悪いと思いながら、素

敵な方々ばつかりで反応仕掛けて急いでかけ湯でしもをあらい湯船に入っ

た。とても極楽の空間があった。一人へり、身体を洗ってる間に誰もいな

く貸切状態になり。湯船と景色を楽しんでいた。その時ドアの開く音がし

た。

「こんちわ」と挨拶され思わず振り代えるとまたまた素敵なご年配でした。

このままでは逆上せると思い。

「お先でーす」と言って風呂場をでた。しつかりと身体を拭いて。一服し

ていたら、またまた素敵人がと思ったら、お父さんだった。

「あら今から」

「うん」

「お父さんの言った通りちょっとお腹がすいた」

「ほんなら昼飯ば食べて待っていてください。カラスの行水ですけんな」

「はい、うどんとおにぎりを食べながら待っています。」休憩室はご年配

の男女の方々のグループがそれぞれにかたまり合って話しに花をさかせて

いた。挨拶をして。うどんとおにぎりを待っていた。すぐに呼ばれトレイ

を持ちうどんとおにぎりを載せ、元の場所に帰りかけている時に、ご年配

の女性の方がお茶を用意してくれていた。

「すみません、ありがとうございます。」

「いいえ暇ですけん。お父さんに言われたとです。」ご主人にも挨拶をし

て。食べ始める。視線を感じて顔を上げると一気に空気が変わり。それぞ

れが話し始めていた。

「すまん、すまん、なんさん知った人に遭って話し込んでしもうた悪い悪

い」と言いながらお父さんが来てくれて安心したのか涙が出てしまつた。

「どうしたん涙ぐんで、怖かった。よしよし」と人めもはばからずお父さ

んにしがみついて泣いていた。

思い出してもナゼあの時 泣いてしまつたのか?不思議

温泉施設を出て2人無言で車に乗り込む。

「大丈夫なんか」

「すみません、失態をして。」

「涙はなんかいな」

「わかりません」

「まあよいですよ。涙はですな、心を浄化してくれるそうですけん、泣き

たい時は泣いた方よかですよ。」慰めを聞きながら、いよいよお父さんの

家に…?

       つづく











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