父の性生活


                                         辰之丞 さん


(2)



そうは言っても、あれ以来父は自分たちの部屋に簡単ながら鍵をつけ、

それなりに用心をしている。見ることがかなわないのであれば、せめて声

でも聞きたいと思ったのだが、常時父たちの部屋を見張っているわけにも

いかず、悶々とした日々を過ごしていた。

そんななか、セックスという行為そのものが難しいのであれば、なにか

それにつながるものはないかと思い、夫婦の入浴に気がついた。父と母は、

月のうち数回一緒に入る。いつもはそれぞれ単独で入るのに、どうしてな

のだろう。

幸い我が家は、古い日本家屋で隙間だらけである。加えて風呂場へ行く

ためには廊下をギシギシいわせ私の部屋の脇を通らなければならない。こ

れなら確実に動向がつかめる。当たり前のことだが、素っ裸になる風呂場

で、父と母、成熟した男と女は、何か目的があってはいっているにちがい

ない。

二人が風呂場に向かった。浴室に父の毛深い脚が消えるのを確認し、私

は庭に出た。中を覗くと、まさか外から自分たちの入浴を、目を凝らして

息子が見ているとは知らない二人がいる。驚いたことに狭い浴槽に二人で

入っていた。父はちょうど後ろから母を抱きかかえるようにしている。そ

して前にまわした手とはというと、やわやわと母の乳を揉んでおり、時折

指先でグミのような乳首を摘むのである。母は目を閉じたままである。し

ばらくそのままだったが、「出るぞ」との一言で二人は立ち上がった。父

は勃起していた。その後念願かないセックスを見ることになるが、自分の

父親の勃起した性器ほど興奮するものはない。

父が母を洗っている。どちらかといえばワンマンで、気に入らないこと

があると手をあげることもある父である。それが無心に真剣に、かたく勃

起したまま、膝立ちをして母を洗っている。背中から肩は後ろから、そし

て自分が前にまわり、腕と乳を洗う。乳を持ちあげると手ぬぐいを置き、

手でじかに洗う。性器は湯気にあおられ赤黒く、なにやらヌメヌメといか

にも雄そのものであった。

つと母を立たせた。母は母でごく当然のように、父の「手をあげろ」と

か、「立ってみろ」という指示に従う。全身を舐めるように洗うと父は母

を浴槽のふちに座らせ、「脚」と命じた。浅く腰かけた母は、いかにも慣

れたように大きく股を開いた。両脚の間にどっかり座った父は、とうとう

マンコのびらびらに手をやり、それを揉みほぐし始めた。優しく丁寧に。

かなり長いこと指で揉んでいたが、口を寄せたかと思うと、舌で舐めた。

タンタンと音がする。

父は、「中もな」と言うと、指を入れ動かした。ここまでくると目を閉

じ無言の行を通した母から、ため息が漏れ、父の肩に両手を預けるように

なった。母の指に力が入り、「ああ、お父さん、そこ」と声が漏れるよう

になると父は、「ここか、こうだな、かあさん」と言い、「あとはこいつ

の仕事だから」と立ち上がり、自らを握らせた。


                                                 続 く 




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