別離(わかれ)



                               柿親父さんさん 作




タカさんと知り合ったのは昨年7月でした。私の方からメールを差し上

げてから始まりました。私もスカイプを始めたばかりでスカイプで毎晩の

ように互いに酒を飲みながら、話をしていました。この頃は妻からも「毎

晩よく話が続くのね。」を焼きもちも焼かれるくらいでした。

 

お互いに妻を持ち家庭が最優先で会うことは滅多にはできませんが、10

には米津浜までドライブ出来ました。誰もいない海で生まれたまま姿にな

り抱き合いました。

12月には「国鉄会館」で飲み、その流れで「二川寮」にも連れて行っても

らいました。

(ここまで経験すれば、男世界は初心者とは言えないですね。)

年が変わり1月には2回もデートが出来ました。この頃は身も心もタカさ

んにぞっこんです。天に登っていました。しかし、タカさんには別の気持

ちが湧いてきたようでした。

 

この頃からスカイプも繋がらなくなり始めました。やきもきしていました。

2月はお義理のように一度つながりました。

そして三月に、「自分には付き合っている人がいる。」と告白されました。

私もそれくらいの事は男世界ではよくあることかなと思っていたし、彼の

ことは惚れていたし、このままお付き合いできたらと思い、彼には「今の

ままでいいですから、お付き合いして下さい。」と頼みました。

でもスカイプも繋がることはなかなかありません。

自分自身、男、男の世界は戯言。家庭が一番で、深入りすることは絶対に

有り得ない事だ、と思っていたのです。

四月になって、タカさんの事は忘れる気持ちになろうとしていました。で

も、なかなか。

 

そして、28日に別離のメールが来ました。

スカイプもオフラインから認証待ちに切り替わっていました。心の大きな

穴はなかなかです。








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